演出イメージです。カラー: コンクリートホワイト(ストーンライン一覧)
石のムードが欲しいけれど、石材やタイルの工事は費用も規模も大きい。そんなとき粘着フィルムが選択肢になります。始める前にひとつ整理すると、市場で「大理石シート」と呼ばれる製品には、性格の違う二つの系統があります。
柄を印刷したものと、質感を再現したもの
一つ目は、白地にグレーの石目(ベイン)が流れる大理石柄を印刷したフィルムです。遠目にはそれらしいのですが、柄が繰り返される箇所と継ぎ目で印刷であることが分かりやすい系統です。
二つ目は、柄の代わりに石の表面質感そのものを再現したフィルムです。ストーン・スタッコ・コンクリート・クレイのような微細な鉱物の粒子感が実際の凹凸として表面に入っていて、光が斜めに当たったとき石に見えます。当社が扱う韓国・ハンソルのストーリーフィルム、ストーンラインがこちらです。華やかなベイン柄はありませんが、だからこそ繰り返し柄の違和感も出ません。カフェや展示空間が派手な大理石よりスタッコ・コンクリート質感へ向かっている流れと同じ方向です。
柄ではなく表面の凹凸で石を再現します · ストーンラインを見る
一番多い現場:古いキッチンタイル壁
このカテゴリーを探す方の最も多い現場はキッチンです。光沢タイルと黒ずんだ目地がキッチン全体を古く見せるのに、タイル撤去は本格的な工事になってしまう。下は同じキッチンの施工前後を演出した比較です。
リフォーム前 · 光沢タイルと黒ずんだ目地
リフォーム後 · コンクリートホワイトで壁だけ替えた同じキッチン
タイルの上に施工するには条件があります。タイルが浮きなくしっかり付いていること、目地の段差が深い場合はパテで埋めて面を整えてからプライマーを塗ること。光沢タイルの表面は脱脂とプライマーが接着の要です。段差を埋めずに貼ると、時間が経って目地の位置がフィルムの上に浮かび上がってきます。
空間別のコーディネート
キッチンの外にも、ストーン質感がよく決まる場所は多くあります。
玄関の壁 · コンクリートホワイト
リビングのテレビ壁 · クレイクリーム
カフェカウンターの前面 · コンクリートサンド
玄関は面積が小さく、半日の作業で印象が大きく変わる場所です。リビングのテレビ壁はアクセントウォール工事の代わりに壁一面だけ質感を替える選択で、商業空間のカウンターや柱の前面もストーン質感の定番です。
ひとつだけ区別しておきます
ストーリーフィルムのストーンラインは装飾用PPフィルムで、防火等級のないラインです。準不燃等級が求められる現場(多数が利用する施設・避難動線など)であれば、ストーン質感の代わりに、韓国の粘着シート製品群では唯一、KFIの準不燃認証を持つアートエコラインのソリッド・ウッド・メタル質感から選ぶ必要があります。等級と書類の読み方は認証資料と基準の解説にあります。
よくある質問
Q. 既存のタイルの上に直接貼れますか? タイルが浮きなく付いていて、段差をパテで整えプライマーを塗ってあれば可能です。逆にタイル自体が浮いていたりひびが入っている壁の上は、どんなフィルムも長持ちしません。下地の補修が先です。
Q. 白地にグレーの石目が流れる本物の大理石柄が欲しいのですが。 当社の取扱ラインにはベイン柄の印刷製品がありません。扱っているのは石の質感を表面の凹凸で再現した系統で、そちらのほうが繰り返し柄の違和感なく、長く見ても自然だというのが当社の見方です。柄の印刷がどうしても必要なら別の選択肢を探すのが正しく、そのときも下地準備の原則はこの記事の通りです。
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