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認証

準不燃フィルムの火災安全層とは

約4分
準不燃フィルムの火災安全層とは

演出イメージです。アルミニウム箔という素材のイメージで、実際の製品の断面ではありません。

当社の製品紹介には「金属の火災安全層」という言葉が出てきます。この記事では、認証書の原本と試験の実測値を基準に、その構造を順に説明します。

火災安全層は、現行のKFI準不燃認証ラインに共通する構造です。ネオテック SAVE(35色)とハンソル アートエコ リニューアル(20色)は、アルミニウムの火災安全層を入れた同じ構造でつくられ、同じ現行基準でKFI(韓国消防産業技術院)の準不燃認証を取得しています。アートエコの既存66色は以前のKFI基準で準不燃認証を受けたラインのため、以下の構造の説明は現行認証の2ラインに当てはまります。

認証書で確認できること

KFI認証書(認証番号 내장26-5、2026年6月30日発行)の原本では、形式欄に粘着シート0.19mmの構成がPETフィルム0.02mm/アルミニウム0.07mm/CPPフィルム0.07mm/水性ウレタンアクリル系粘着剤0.03mmと記載されています。火災安全層の実体は、この構成の中間にあるアルミニウム層0.07mmです。メーカーの説明ではなく、認証文書に記載された構成です。

この材料が試験で出した成績も、書類で確認できます。総発熱量の実測値は3.20〜6.79MJ/㎡(基準8MJ/㎡以下)、ガス有害性は14分16秒〜14分24秒(基準9分以上)などで、全項目の数値は韓国KFI認証の試験数値に、原本スキャンは認証資料に掲載しています。

原理と書類の範囲

アルミニウムは建築法規上、不燃材料に分類される金属です。フィルム内部の金属の薄い層は、火炎の広がりを遅らせる方向に働く構造と理解できます。塩ビ(PVC)フィルムが塩素の化学反応(自己消火性)に頼るのとは対照的な、物理的な層構造によるアプローチです。ただし、フィルムとしての等級はあくまで準不燃で、不燃ではありません。

準不燃の判定は、材料全体が試験に合格したという事実で確認されます。 金属層一つの寄与を単独で測る公的な試験は制度上ないため、根拠は材料全体の実測成績です。書類が保証しているのは「金属の火災安全層を含む構造で、KFIの準不燃認証を取得した」という事実です。

技術資料にある追加の特性

メーカーの技術資料には、金属層の耐熱温度や、断熱・結露低減といった特性も紹介されています。これらはKFIの試験範囲外の項目なので、当社ではご相談の際に、認証性能(準不燃の実測値)と技術資料の特性(参考項目)を分けてご案内しています。トーチによる実演や模型火災の映像も製品の挙動を示す参考資料ですが、契約や監理の判断根拠として最も確実なのは、KFI認証書と試験成績書です。

特許が保護しているもの

ネオテックが保有する特許(韓国特許第10-1889615号)は、セルフクリーニング機能のオレフィンシート、つまり表面の防汚(イージークリーン)に関する特許です。手入れのしやすさは特許が、防火性能はKFI認証と試験の実測値が、それぞれ裏づけています。

項目ごとの裏付け

項目 状態
PET/アルミニウム/CPP/粘着剤の構成(0.19mm) KFI認証書(내장26-5)の形式欄に記載
準不燃試験の実測値 試験成績書で公開(総発熱量3.20〜6.79MJ/㎡、基準8MJ/㎡以下)
金属層単独の寄与 材料全体の実測成績で確認(単独で測る試験制度はない)
耐熱温度・断熱・結露 メーカー技術資料の参考項目
韓国特許第10-1889615号 表面の防汚(セルフクリーニング)を保護

認証書・試験成績書・特許の原本は認証資料でご覧いただけます。KFI認証は韓国の制度で、日本国内で準不燃材料として使う場合の大臣認定(QMなど)は、別途の取得・協議が前提です。日本からの製品・輸入のご相談はお問い合わせからどうぞ。